セッションが終わって、会員さんが「次はまたLINEします」と帰っていく。その夜、閉店後にメッセージを開いて、空いている時間を伝えて、返事を待って、また調整して。パーソナルジムでは、トレーニングそのものより日程調整に時間を取られている、というトレーナーも少なくありません。
しかも「またLINEします」のまま連絡が来ないこともあります。1回の空き枠より、次の予定が決まっていない会員さんが少しずつ増えていくほうが、継続が前提のジムには大きな損失です。
この記事では、トレーナー1〜数名で運営するパーソナルジムを想定して、ジムの予約システムの選び方と、次回予約を帰り際に決めてもらうための運用をまとめます。
パーソナルジムの予約で起きがちな3つの困りごと
- 日程調整が閉店後の仕事になる:LINEやDMでのやりとりは、1件ずつは短くても、会員数が増えると毎晩の作業になります。
- 次回の予定が決まらないまま帰ってしまう:「仕事の予定がわかったら連絡します」のまま、間が空いて足が遠のくことがあります。
- 無断キャンセル・直前キャンセルで枠が空く:1対1のセッションは、その時間に他の人を入れられません。1枠空くと、その時間の売上がまるごとなくなります。
ジムの予約システムに求めるのは、この3つをトレーナーの手を止めずに減らすことです。
ジムの予約システムを選ぶ5つのポイント
1. 会員がスマホだけで予約・確認できるか
会員さんの多くは、仕事の合間や移動中にスマホで予定を決めます。予約ページのURLを開くだけで、空き枠を見て予約まで終わるか、アプリのインストールや面倒な会員登録が必要ないかを、自分のスマホで試してみてください。
2. セッションの長さ・種類ごとに枠を作れるか
50分のパーソナルトレーニング、30分のストレッチ、初回の体験+カウンセリングなど、ジムのメニューは長さがまちまちです。メニューごとに所要時間を設定でき、空き枠がそれに合わせて自動で計算されるかを確認します。全部を同じ長さの枠で受けると、長いセッションが次の予約に食い込みます。
3. トレーナーごとの予約枠に対応しているか
トレーナーが複数いる場合は、トレーナーごとのスケジュールで予約を受けられるかが大事です。1人で運営しているうちは不要でも、2人目を雇ったときに乗り換えなくて済むかは見ておきましょう。
4. 自動リマインダーで予約忘れを防げるか
無断キャンセルの多くは「うっかり忘れていた」です。予約の前に自動でお知らせが届けば、トレーナーが前日に1人ずつ連絡しなくても済みます。送る手段(メール・LINE)も確認しておきましょう。
5. 小さく始められるか(無料プラン・カード不要)
大型のフィットネスクラブ向けには、入退館や月会費の決済まで含む会員管理システムもあります。パーソナルジムの予約受付だけが目的なら、そこまでの機能は設定の手間が増えるだけです。まず無料で試せるか、クレジットカードなしで始められるかを確認しましょう。料金体系は製品ごとに大きく違うので、比較するときは各社の公式サイトで最新の条件を確認してください。機能を絞った選び方はシンプルな予約システムの選び方、無料で始められるツールの比較は無料で使える予約システムの選び方でまとめています。
次回予約を帰り際に決めてもらう仕組み
ジムの予約システムを入れても、次回の予約を「あとで」にしている限り、日程調整はなくなりません。いちばん効くのは、セッションが終わったその場で次回を決めてもらうことです。
- セッションの最後の5分を「次回の予約」の時間にする:ストレッチやフィードバックの流れで「次はいつにしましょうか」と聞き、その場で予約ページを開いてもらいます。会員さん自身のスマホで予約してもらえば、トレーナーが代わりに入力する手間もかかりません。
- 予約ページへの入り口を、受付や更衣室に置く:予約ページのQRコードやURLを、受付のカードや更衣室の鏡の横に置いておくと、帰り支度の間に予約してもらえます。
- 「同じ曜日・同じ時間」を基本にする:週1回のペースなら、毎週同じ枠を提案すると決めやすくなります。予定が読めない会員さんには、とりあえず仮で1回分を入れてもらい、変更は予約ページから、と伝えます。
- 帰り際に決まらなかった会員さんには、予約ページのURLだけ送る:空いている日時を何往復もやりとりする代わりに、URLを1つ送れば、会員さんが自分の都合で枠を選べます。
無断キャンセル・直前キャンセルを減らす運用
- 前日にリマインダーを送る:日時を思い出してもらうだけで、うっかりの無断キャンセルはかなり防げます。
- キャンセルのルールを予約ページに書いておく:「変更・キャンセルは前日までに」と、予約する時点で目に入るようにします。
- 連絡しやすい窓口を用意する:連絡しづらいと、無断キャンセルになりがちです。事前に連絡をもらえれば、空いた枠を別の会員さんに回せます。
詳しくは無断キャンセル対策や無断キャンセル料は請求できるかで解説しています。
BOOKINでパーソナルジムの予約を受ける場合
BOOKINは、小さなお店がWeb予約をすぐに始められるように作った予約システムです。パーソナルジムで使う場合は、次のような流れになります。
- 24時間のWeb予約:会員さんは営業時間外でも、スマホから空き枠を見て予約できます。アプリのインストールは不要です。
- メニュー別の所要時間:パーソナルトレーニング・体験・ストレッチなどメニューごとに所要時間を設定でき、空き枠は自動で計算されます。埋まった枠は選べなくなるので、二重予約の心配がありません。
- 自動リマインダー:予約前に自動でお知らせを送り、予約忘れを減らします。
会員さんが予約ページでメニューを選ぶと、予約できる日時だけが表示されます。帰り際に「来週の同じ時間」をその場で押してもらう、という使い方ができます。

画面はデモ店舗(美容室)のものです。ジムでも同じ画面で予約を受け付けます。
有料プランでは、予約ページをLINEの中で開けるQRコードも発行できます。受付に印刷して置いておけば、会員さんはLINEアプリで読み取るだけで予約ページを開けます。

無料プランは予約が月50件まで、メニューは最大3件まで、メンバーは1名で、会員さんが予約できるのは15日先までです。週1回のセッションなら、帰り際に翌週・翌々週の予約を入れてもらう使い方で十分に回せます。クレジットカードなしで始められるので、まずはパーソナルトレーニング・体験など3つのメニューだけで試すのがおすすめです。LINEでの予約受付、予約ページのQRコード、会員ごとの来店履歴やメモ、管理画面からの次回予約の登録(フォローアップ予約)、複数トレーナーでの利用、より先の日付までの予約受付は有料プランの機能です。ジムでの使い方はジム・パーソナルジム予約システムのページにまとめています。
まとめ
- パーソナルジムの予約で困るのは、閉店後の日程調整・次回が決まらないまま帰ること・無断キャンセルの3つ
- ジムの予約システムは、スマホだけで完結するか、メニュー別の所要時間、トレーナーごとの枠、自動リマインダー、小さく始められるかで選ぶ
- 次回予約はセッションの最後の5分で、会員さん自身のスマホからその場で入れてもらう
- 決まらなかった会員さんには、日時を何往復もやりとりする代わりに予約ページのURLを送る
まずは無料プランでメニューを3つだけ公開し、次のセッションの帰り際に会員さんに予約ページを開いてもらってください。
BOOKINなら、オンライン予約の受付を数分で始められます。無料プランあり。
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